木の器を使ってみたいけど、『洗うのが大変そう』『食洗機に入れても大丈夫かな』など
気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、木の器は正しいお手入れをすれば、半永久的に使い続けられる、
とても丈夫で暮らしに寄り添う器です。
この記事では、木の器の洗い方、扱い方、食洗機との関係、長持ちさせるコツをまとめました。
木の器は食洗機で使えるの?

木の器は、基本的に食洗機は不向きです。
高温のお湯や長時間の乾燥風にさらされると、木が急激に乾燥して
割れや反りの原因になるからです。
さらに、表面の仕上げ(漆やオイルなどの塗装)が傷みやすくなり
劣化の原因になります。
最近では、木の器の仕上げで『食洗機可』というものも
みかけますが、やはり長持ちを優先するならばおすすめはできません。
正しい洗い方と乾かし方

木の器のお手入れは、とってもシンプルです。
柔らかいスポンジと中性洗剤で、普通に洗って、水気をきって
かるく拭いて、自然乾燥させるだけです。
ポイントは、
・長時間水につけないこと、
・ステンレスタワシなど固いもので洗わないこと
できれば、
・洗ったら拭いて乾燥させること、などです。
長持ちさせるためのひと工夫

日々の使い方に少し気を配ると、長く使える生活の相棒になります。
漆仕上げの器などは、孫子の代まで使っている方もいらっしゃいます。
その工夫とは、
・直射日光にあてないこと
・手でやさしく洗うこと、など
本当にちょっとしたことなのです。
そこが、プラスティック素材とか、陶器の器とは
違うポイントです。
木の器は、仕上げとして漆やオイル、あるいはウレタン塗装などが
あります。(その違いについては、別の記事でご紹介します)
オイル仕上げの場合は、時々カサついたら植物オイルを軽く塗って
拭き取り乾燥させると、経年変化がしっとりと育っていきます。
⬇️木の器のお手入れの動画です。
木の器を使ったお料理、楽しみ方


木の器は、熱い汁物やごはんをよそっても、
手に伝わる温度が優しくやわらかいのが特徴です。
夏は、冷たい麺類にもおすすめ。
陶器やガラスと違う点は、結露がしにくく、手に持ってもサラッとしています。
料理や季節に合わせて、陶器とガラスといろいろ組み合わせえて楽しむと
暮らしが豊かにひろがっていくと思います。
まとめ
木の器は、食洗機こそNGですが、手洗いと簡単なケアで、半永久的に使える食器です。
『使うほどに味わいが増す』まさに育てながら、日常のお食事に寄り添ってくれます。
当工房の器も、そんな木の経年変化を楽しんでいただけるように
こだわりを持ってしっかり仕上げています。
👉 気になる方は、日常使いにぴったりの器の紹介ページをご覧ください。